| | |
| 加熱器と冷却器を分離したため、次のような特徴が生まれました。 |
|
| (1) | 廃熱エンジンを作る場合、従来のスターリングエンジンは、加熱器のサイズに制限を受けるため、出力を大きくできません。
しかし、KAIHOエンジンは、加熱器のサイズは必要に応じて大きくできるので、理論上廃熱が有する熱量をすべて回収可能です。そのため100kWの廃熱エンジンでも可能となります。 |
| (2) | さらに各種バイオマスを燃料として利用する場合に問題となる、燃焼ガス中の金属腐食性物質への対策が立てやすくなります。
すなわち、伝熱係数を低下させる加熱管表面保護を施しても、加熱管表面を大きくとることにより必要な伝熱量を確保できるからです。
その結果、どのようなバイオマスでも利用可能なエンジンが作れます。 |
| (3) |
作動ガスはヘリウムではなく、N2を使います。 |
| (4) |
また加熱器と冷却器の圧力差で作動するエンジンであるので、500℃以下の温度領域で実用上十分な性能を有するエンジンとなります。そのため、高価な耐熱合金などを必要とせず、製造コストを抑え、大出力で、安価なエンジンが可能となります。 |
|